File #006 細ーいボールペン Signo (UM-151) と Hi-Tec-C (LH-20C25) (2005.3.19)


昨年夏にシステム手帳を使うようになってから、とにかく(筆記幅の)細い筆記具を求めていました。小さな字をびっしり書かないといけないので、太いペンだと困るんですね。

最初に使い始めたのが三菱鉛筆ユニボール Signo の 0.28mm でした。デザイン、特にキャップのデザインが良く、また書き味もサラサラとすごくいいので気に入って使っていました。

当時パイロットの Hi-Tec-C 0.25mm も筆記幅世界最小ってことで興味はあったんですが、書き味が若干引っかかる感じがするのと、黒ボールペンは二色もいらないので、これの青色を併用していました。青色だとあんまり出番ないんですけど。

細いゲルインクボールペンはこの二本ってことだったんですが、そこへ今年の1月、三菱鉛筆から更に細いペン先0.18mm のボールペン「ユニボールSignoビット」が登場して、記録を塗り替えてしまいました。当然発売日に買って書き味を比べた私でした。

写真は上から、シグノ、ハイテックC、シグノビットです。ペン先を比べてみると、同じ三菱鉛筆のシグノでも、シグノとシグノビットではずいぶん形が変わっていて、シグノビットはハイテックCに近いような感じがむしろします。(もちろん専門家からするとペン先にはいろいろ理屈があって、似て非なるものなのかも知れませんが…)

この三者で書き比べてみました。スキャンするついでに、米粒も横に並べてスキャンしてみました。

結局ここまで細くなってしまうと、そんなに筆記幅に大差ないんですよね。ただ、筆記幅ということで言うと、パイロットのハイテックCが少し細い感じでしたが、書き味の自然さは普通のシグノ0.28>>シグノビット>>ハイテックCの順のように思います。あとデザインは圧倒的にシグノ0.28かな?ただ、これは人によって好みが分かれるところでしょう。

しかしこんな小さなボールで安定した書き味を実現するには、ペン先だけでなくインクや流出防止など、ものすごい技術が背景にはあると思われますが、そんなものが150円とか200円で買えるなんて、ほんとにすごいことだなあと思います。海外の文具はあまり知らないですが、日本の文具メーカーの技術力って世界でもトップレベルなんじゃないでしょうか?

なお、最近では従来の油性ボールペンに代わってゲルインクボールペンが台頭してきていますが、それぞれの特徴はこちらのページをご覧ください。なんか、ゲルインクボールペンの方が、書き味よく・にじみなく・ボテもれなく・耐水性もあって利点が多いみたいな感じですね。

オススメ度5 ★★★★★ 細い字を書きたい人にはオススメ、ってかもう使ってるか

[TOPへ] [オススメ一覧へ]