File #009 撮影ミニスタジオを自作してみました(2005.4.10)
このサイト用のネタ写真や、オークション用の写真を撮るときに困るのが撮影場所。たいてい自宅のテーブルの上で撮ってるんですが、映り込みやら強すぎる光やら、なかなか撮影条件としては悪いものがありました。特に影が強く出たり、部分的にテカったりするとヘンな画像になるんですね。それに油断すると生活感のあるふすまや食器戸棚とかが写りこんじゃうのもなんだかなーって感じですよね。
こういう↑、バキッと色の出た感じも嫌いではありませんが、もう少し落ち着いたライティングが欲しいところ。
ライティングを簡単に整える道具としてコクヨから「キレイに撮り隊」とかの撮影用ミニスタジオが販売されていますが本体が六、七千円したり、同シリーズのオプション品として売り出されているライトも結構高くつくのでアマチュアのオークション出品者としては、そんなことへの出費は避けたいところ。
と、言うことで先ずは自作することにしました。自作に当たってはこちらのサイトや、こちらのサイトを参考に作りました。ダンボールは自宅にあるのを使い、買ってきた材料は、背景スクリーンになる色つき画用紙+光を分散させるためのトレーシングペーパー+補強用の竹ひご(直径3mm)で、全部で300円くらい。他にも仮止め用の貼ってはがせるテープなんかがあると便利です。
まずはこんな感じの↓段ボール箱を作ります。画用紙の短いほうの幅に合わせた立方体にすると、スクリーンのセットや収納など便利だと思います。両側の壁に穴を開けているのは、ここからも光を取り込むためです。
箱ができたらトレーシングペーパーを両側の壁に貼り→画用紙のスクリーンをセットし→トレーシングペーパーのシェードをかぶせて出来上がりです。(生活感のある背景が移りこんでいたのでモザイクを入れております)
ダンボールの弱い部分は竹ヒゴで補強しておくと良いでしょう。トレーシングペーパーのシェードも、竹ヒゴで両端を補強しておくほうが扱いやすいです。
早速撮影してみました。
落ち着いた色合いでなかなかいい感じ。ライトは全く使わなかったのですが、PhotoShop でレベル補正してそれなりにできます。
でももうちょっと明るければ PhotoShop も使わなくてよさそうなので、クリップ型のライトくらいはあったほうが良いかもしれません。
背景スクリーンは色画用紙さえ買ってくればどうにでもなります。ああ、夢のよう。
収納も折りたたんで便利。ん、この写真はなんかわかりにくいイメージですね。
オススメ度5 ★★★★★ コストパフォーマンス高し。